患者様中心の医療提供と信頼される病院運営に取り組んでまいります。

 当病院の検査室スタッフは、現在、臨床検査技師10名(女性4名)のスタッフで、生化学検査・血液検査・一般検査・輸血検査・微生物検査・生理機能検査を行っています。検査部門をシステム化することで効率化を図り、患者様の病態に応じたリアルタイム検査を行っています。また、現在外来部門では、約95%の検査が至急オーダーとなっています。
 臨床検査の業務は、検体検査・生理機能検査・微生物検査・病理組織検査などきわめて多岐にわたっています。臨床検査は診断、治療効果判定、予後の推測のうえで非常に重要です。24時間体制で診断、治療の流れに沿った検査報告をより多く提供していくことを心がけています。

採血業務

 自動採血管準備システムの導入し、患者さんの検査項目情報をバーコードラベルで処理し、患者様に氏名を言っていただくことにより、採血の取り違いや採血漏れなどのトラブルを無くしています。また検査室の中に採血室があるので検体運搬の手間も省け、緊急検体測定結果の時間も短縮しています。
 予約の入院採血検査は、前日採血管を準備し病棟に届けています。
 検査室での採血は月平均1,800件、一日平均80件です。

血液検査

 全自動血球測定装置を用いて、白血球・赤血球・血小板の数と、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット、白血球の種類の分類を行っています。顕微鏡で血液中の細胞異常も検査します。凝固検査は全自動凝固測定装置を用い、凝固異常や抗凝血薬治療効果を判断するための測定報告をしています。

生化学検査

 全自動生化学分析装置、血糖測定装置、HbA1c測定装置、血液ガス分析装置、免疫項目測定装置、ドライケム、オスモメーター等を用い、約60項目を測定しています。
 至急の診察前検査は、約40~50分で検査報告が出来る様に対応しています。測定結果は時系列チェックを行い、異常値は診療部へ連絡しています。
 各機器のメンテナンスを定期的に行い、内部精度管理(毎日)、外部精度管理(日本医師会・日本臨床検査技師会・茨城県臨床検査技師会・その他試薬メーカーのサーベイに参加)も行い、正確な結果報告が出来る様にしています。

一般検査

 主に尿検査(蛋白・糖・潜血等と沈渣)・便検査(潜血反応)・穿刺液(髄液・胸水・腹水)が対象となり、外観、定性、半定量、顕微鏡的検査などを実施しています。

迅速検査

当検査室での主な迅速検査項目は、下記の17項目です。

  • RSウイルス
  • アデノウイルス
  • 便中ロタ・アデノウイルス
  • インフルエンザウイルスA・B
  • ノロウイルス
  • マイコプラズマ抗原
  • マイコプラズマIgM抗体
  • A群溶連菌
  • 尿中肺炎球菌

  • 尿中レジオネラ
  • CDトキシンA/B・抗原
  • プロカルシトニン
  • 心筋トロポニンT
  • H-FABP
  • 大腸菌O-157抗原
  • 迅速ウレアナーぜ試験
  • 尿中妊娠反応

輸血検査

 輸血管理システムを用い、血液製剤の請求、保管、供給、事務的業務を含めた一括管理を行っています。手術用血液製剤の準備(交差試験)や成分製剤(濃厚血小板、新鮮凍結血漿など)は、原則的には予約で行っています。
 また、朝・夕 各製剤の在庫を必ずチェックし、一定の備蓄を置いています。
 その他、緊急時輸血にも対応できるよう、血液センターと連携を取り、24時間体制で業務を行っています。

細菌検査

 細菌検査は半自動細菌同定装置を用いて、同定、感受性試験を行っています。
 通常の検体は3~6日、穿刺液(リコール・胸水など)は1週間の増菌し結果報告をしています。血液培養は全自動血液培養装置を使用し、24時間細菌の発育を監視し、迅速に報告しています。グラム染色を24時間体制で行い、また病原性大腸菌、サルモネラ菌、ビブリオ菌に関しては、血清反応を行い結果報告をしています。
 院内感染症対策委員会に参加し、薬剤耐性菌などの発生件数を報告しています。

生理機能検査

 超音波検査(心臓・腹部・頸動脈・下肢血管・腎動脈)は、各領域ごと曜日を決めてローテーシヨンで行っています。
 心機能の評価としての心電図、負荷心電図(トレッドミル・マスター2階段法)、24時間ホルター心電図、24時間自動血圧連続測定検査を行っています。
 その他、動脈硬化の程度や血管障害を調べるABI(血圧脈波)、FMD、サーモグラフィー検査、呼吸機能検査、脳神経機能検査として脳波、自律神経機能検査としてR-Rテスト・起立負荷検査なども行っています。
 睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査として、終夜睡眠ポリグラフィ検査なども行っています。