北茨城市民病院経営強化プラン(旧改革プラン)
公立病院は、地域における基幹的な公的医療機関として、地域医療の確保のために重要な役割を担っていますが、多くの公立病院において、経営状況の悪化、医師不足等のために、医療提供体制の維持が極めて厳しい状況に置かれていました。そのため、総務省はこれまでに「公立病院改革ガイドライン(平成19年度)」及び「新公立病院改革ガイドライン(平成26年度)」を示し、北茨城市民病院では、そのガイドラインに基づいて、「地域医療構想を踏まえた役割の明確化」、「経営の効率化」、「再編・ネットワーク化」及び「経営形態の見直し」を盛り込んだ改革プランを策定し、病院の経営の改善に努めてきました。
そのような中で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う対応において、公立病院は新型コロナウイルス感染症入院病床の確保、発熱外来の開設、院内外での新型コロナウイルスワクチン接種等対応を行ったことにより、新興感染症対応における公立病院の重要性が改めて認識されたところです。
このように全国の公立病院が新型コロナウイルス感染症の対して重要な役割を果たす中、総務省は令和4年3月に「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」を新たに策定し、これまで重視していた統廃合を含む「再編・ネットワーク化」を促すのではなく、地域の中で各公立病院が担うべき役割や機能を改めて明確化・最適化した上で、病院間の連携を強化していくことが重要とされたところです。
このことを踏まえ、当院においては、ガイドラインに基づき、持続可能な地域医療提供体制を確保するため、「北茨城市民病院経営強化プラン」を策定しました。今後は、このプランに基づき、医師の働き方改革を行いながらも地域の中核的病院として質の高い医療を安定的に提供できるよう、これまで以上に経営改革と収支改善を図ってまいります。
・北茨城市民病院新改革プラン【P1-P10】 ・【P11-P12】
北茨城市民病院改革プラン評価委員会
改革プランを推進するためには、目標に掲げた数値目標の達成状況などを基に、その結果を評価・検証し、計画した目標の継続的推進を図れるよう努めていかなければなりません。
このため当院では、医療関係者や学識経験者、地域住民からなる「北茨城市民病院改革プラン評価委員会」を設置し、毎年度改革プラン実施状況の点検・評価などを行うこととしました。
改革プラン評価結果については、点検・評価後速やかにホームページで公表します。
なお、令和6年度からは経営強化プランの点検・評価を行ってまいります。
・北茨城市民病院改革プラン 平成30年度及び令和元年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市民病院改革プラン 平成29年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市民病院改革プラン 平成28年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市民病院改革プラン 平成27年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市立総合病院改革プラン 平成24年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市立総合病院改革プラン 平成23年度実施状況に係る点検・評価
・北茨城市立総合病院改革プラン 平成22年度実施状況に係る点検・評価