当院は、茨城県北地域の病床数183床(うち療養病床46床)、診療科数16の地域医療を担う基幹病院です。東は太平洋に面し、なだらかな里山を背に、魚がおいしい平和な日本の典型的な地域です。
平成26年11月に現病院付近の小高い里山の上にあった茨城県立高校跡地(2万坪の土地)に移転新築開院をいたしました。
常勤医は令和5年4月現在で、内科12名(うち5名は家庭医療センター勤務)、循環器内科1名、外科4名、産婦人科1名、眼科1名、皮膚科1名、歯科口腔外科1名の21名となっております。
地域的な課題として、茨城県北部は医療過疎地で特に北茨城市は医師数全国平均の約33%です。しかも、福島県いわき市と接しており県境医療も担っています。今後、高齢化社会が加速度的に進み、高齢者の疾病は複雑化していく中、当病院は、北茨城市民病院附属家庭医療センター及び北茨城市民病院訪問看護ステーションと共にさまざまな疾病に対応できる総合診療医育成を目指し、医師不足を補っていく方針です。
しかし、総合診療育成には専門的知識を持つ指導医も必要です。北茨城市は、総合育成と同時に多職種間の連携を取り、健康都市創りを掲げ、予防医学から急性期、慢性期医療提供を通じて地方創生に取り組んでいます。
今後とも、職員が一丸となり、より一層地域の皆様が安心して受診・入院できるような信頼される病院を目指し、公的病院としての責務を果たしてまいります。