患者様中心の医療提供と信頼される病院運営に取り組んでまいります。

院長  植草 義史

 

お薬手帳について

 先月の広報にも掲載されていましたが、『お薬手帳』は医師にとっても貴重な情報源になります。普段、外来診療をしていても患者さんの多くが『お薬手帳』を持参されています。これは北茨城市として誇れる事と言えます。あまり多くの地域を知っている訳ではありませんが、『お薬手帳』は配布されていても持参されていない方がほとんどです。北茨城では市民も医師も有効に利用しているからこそだと思います。

『お薬手帳』を見れば、どの様な疾患でかかっているのか?あるいはどの様な症状であったのか?が推測できます。また、現在の状態を把握するのにも非常に役に立ちます。更に、急性の症状などで何月何日にどの様な薬を遣ってどうなったのかが判ります。でも、残念ながらせっかくお薬手帳を持参されても役に立っていない場合もあります。それは、手帳を何冊も持って、それぞれの病院・医院ごとに貼り分けておられる場合です。病院ごとに手帳を分けてしまっては、薬剤師からの説明も不完全なものとなります。持参するだけで有意義な情報源となる『お薬手帳』、是非活用して戴きたいと思います。

 

病名について

 病院に掛かっていても病名を覚えていない患者さんも居られます。また、服用している薬の効果も知らない方も多い様です。多くの慢性疾患は生活習慣病であり、治療の一番重要な事は生活習慣を改める事です。また、生活習慣病でなくとも体調の悪い時には体を休める事が必要です。「病院にかかって薬さえ飲んでいればいい」という姿勢では通院していても十分な効果を期待できなくなります。薬はあくまでも自分自身の『自然治癒力』を補うものでしかありません。自分の病気をよく知り、薬の作用も認識して指示の通りに服用し、よりよい生活を送ってください。

 

一人に一冊健康ノート

 現在の日本で病気にならない人はいません。医療機関に掛からない人はいるかもしれませんが健康診断くらいは受けているのではないでしょうか。健診の結果や受診して医師から受けた説明やデータを一まとめにしておく事を勧めます。記憶はあやふやになるものです。記録しておく事が、後日非常に役立つ事となります。自分の体は自分で守りましょう。その為には先ず自分の病気を理解するようにしましょう。