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北茨城市民病院 内科 石橋 直樹

 

 生活習慣病という言葉を聞いたことがないという方はいないと思います。生活習慣病は主に、高血圧、糖尿病、脂質異常症の3つで、それぞれをチェックする項目が健康診断には必ず入っています。よく外来にも健康診断で異常を指摘されて受診される方がいらっしゃいます。では、生活習慣病がなぜそこまで注意されているのでしょうか。それは動脈硬化を悪化させるからです。
 動脈硬化とは全身の動脈(心臓から出て全身に血液を送る血管)が硬く、もろくなることです。その結果、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの心血管疾患を引き起こす可能性が高くなります。心血管疾患の怖いところはある日急に発症し、一度発症すると重篤な障害を引き起こし、最悪死に至ることもあるということです。その可能性を少しでも低くするために血圧、血糖値、コレステロールを下げているのです。
 この生活習慣病と並ぶ動脈硬化の大きな原因の1つがタバコです。タバコを1日20本吸うと、吸っていない人と比べて男性で3倍、女性で6倍、心血管疾患になりやすいと言われています。タバコを止めることができれば、吸い続けた場合と比べて危険性が下がることもわかっています。
 タバコには依存性があり、簡単に止められるものではありません。止めたいけど止められない、と言う方はぜひお気軽にご相談ください。