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北茨城市民病院 内科 大澤 さやか

 

 「認知症」と聞くと、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?とても怖いというイメージを持っておられる方もいれば、身近に認知症の方がいて具体的な状況としてご存知の方も多いかもしれません。2012年時点の報告でも全国に460万人以上、65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症と推計されています。認知症の前段階とされる軽度認知障害と推計される400万人と合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症もしくはその予備軍ということになります。人数を見てみても、とても身近な病気だということがわかるかと思います。
 認知症と一言で言っても原因は様々です。認知症の予防として今ご自身でできることは何かあるでしょうか?
 以下が認知症発症のリスクと関連があると報告がされている一例です。 
●タバコ、大量飲酒
●高血圧
●糖尿病
●脂質異常症 など

 逆に、定期的な運動、良質な睡眠、社会参加(例えば、友人と会う、ボランティア活動をする、地域のクラブに参加するなどをして人と関わること。)などは、認知症発症の抑制効果があると言われています。
 よく体に悪いと言われている喫煙や糖尿病などの慢性疾患は、やはり認知症に対しても悪く、体に良いと言われている運動や良質な睡眠は認知症発症予防に関しても良いのです。
 何より実行することが大事です。ぜひ、今一度日常を振り返ってみて、上記のことで気をつけられるところは何があるか、楽しみながらできる運動や社会参加は何かないかなど考えてみてはいかがでしょうか。