患者様中心の医療提供と信頼される病院運営に取り組んでまいります。

今月の病気の豆知識は 『予防接種のはなし』 です。

北茨城市民病院 内科 五十野 博基  先生   からのお話です。

 

   病気の予防はしていますか。皆さんがご自身でできる予防には定期的な運動やバランスのとれた食生活、手洗いがあります。一方、医療機関が提供する予防には、予防接種やがん検診、禁煙断酒を目指した面談などがあり、病気の症状が出る前または発症早期に発見し、病気の発症または進行を防ぎます。

 その中でも、予防接種(ワクチン)には2つの役割があります。まず、ご自身の身を守ることです。まれに副反応がみられることもありますが、感染を防いだり、症状を軽くしたりする効果があります。次に、予防接種には社会を守る役割があります。多くの人が予防接種を受けることで、集団の中に感染者が出ても、流行を阻止することができます。

 予防接種は子供だけが受けるものではありません。大人でも病気や年齢にあわせた予防接種が勧められています。例えば、毎年冬のインフルエンザ、65歳以上の肺炎球菌、50歳以上の帯状疱疹、10年ごとの破傷風などのワクチンです。 また、近年流行している風疹も予防が可能で、国は2020年の根絶を目指しています。

 風疹ワクチンは、妊婦や赤ちゃんに風疹をうつさないように、男性(特に免疫を持たない30代、40代)も接種が強く推奨されています。さらに、海外に渡航する前にはA型肝炎や破傷風など国ごとの推奨が外務省から出ています。 自分を守り、社会を守るため、自分にはどの予防接種がいつ必要なのか、病院で相談してみてはいかがでしょうか。